良いフォームで走るには?(part1:脚の動きと腕振りの連動)
朝起きたら左足首が痛む…。昨日の練習後は何とも無かった&かなり入念にアイシングとケアをしたつもりだったんだけどなー。
走れないことは無い痛みだけど、無理する気はさらさらないのでランオフ。怪我明けだし、この2週間くらいは慎重すぎるくらいで。
さて今日の本題。
怪我やら色々あって、走れていた時期のフォームを忘れてしまったこともあり、最近の取り組みとしてフォームの改善を淡々とやっております。自分自身の思考のまとめとして、つらつらと考えを何度かに渡って書いていく予定。
意見・コメント頂けると非常に有り難く存じます。
・良いフォームってなに?
一言で言えばランニングエコノミーの良い走りが出来ること。燃費の良い走り。
これを体の動きに分割すると、
骨盤の前傾姿勢・肩甲骨と骨盤の動きの連動・骨盤の旋回と股関節の振り出し etc...
とても全部一度に意識してやるのは無理!! なので、幾つかに切り分けて意識しながら定着させるやり方で、すこしづつ自分なりの良いフォームを作り上げていく感じ。
・腕振りの重要性
走るときによく"腕振りが重要"と言われるけど、どう重要なのか?
気を付けの姿勢のまま腕を振らずに走ってみると明らかで、脚は前に出づらいし、体重の移動もスムーズには行かない。
走るのにメインで使うのは脚(下半身)の筋肉だけれども、腕(上半身)の動きがあってこそ、初めて効率良く動かせる。という仕組み。
・ただ腕を振ればよいのか?
腕振りはあくまでも走るという一連の動作の一部。なので、むやみに振るだけでなくて他の動きとの連動が上手く出来ているかどうかが重要。
腕振りの動き自体は個人差があると思うので、一概にこれが良い!!というのは無いんじゃないかと。
よく良い言われるのは、脇を締めて肘を真後ろに引くようなコンパクトな腕振り。だけど、一流のランナーが皆そういう腕振りをしているかと言えば、そうじゃないのが現実(Qちゃんの腕振りがよく例に挙げられる)。
・脚の動きと腕振りの連動
脚の動きを引き出すために腕をどう振るかと考えると、腕を振ったときに肘を引く動きで逆側の骨盤を押し出すようなイメージ。(字面だと分かりづらい…)
でも、体の外側の筋肉は使わない。みたいな。
体幹の筋肉の動きを通じて、腕と脚の動きを連動させる。と言い換えたほうが分かりやすいかも。
体幹以外の筋肉を使ってしまうと、フォームのブレが大きくなるので注意。短い距離(1500mとか)のレースとかだったら気にする必要無いかもだけど。
・トップランナーの真似
実際私も何人かの腕振りを真似てみた(ファラー選手やディババ選手など)けど、あれは強靭なコアマッスルがあって出来る動きだという結論に達しました。
ただ、丸写しは難しいとしても、そのエッセンスを自分の動きに取り入れることは十分可能だと思うし、学ぶべき点は数多くあると思います。
例えば、ファラー選手のような腕を前に振る時に前腕を畳む動きは、ただ肘を引くだけの動きに比べてより効率良く・多くの力を伝えられる可能性がある。等。
・私の腕振り
フォーム的には福士選手の動きに近いですが、あそこまでキビキビとした動きにはなっていません。もう少し強い体が必要です。。。
・今日のまとめ
脚の動きと腕振りの連動について、主に腕振りを中心に。
重要なのはそれ単体でなく、走る動きの一部としてどう動かすかを意識すること。