北九州市民のランニング備忘録

仙台から始まり東京を経由して九州に至った大学教員がランニングについて書くブログ。目指すはグランドスラム! (残り:サブスリー)

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【自分自身との闘い】柴又60 km (その③:41km~ゴール)

筋肉痛は深部筋に僅かに感じる程度で、ほぼ解消した感じ。日焼けも落ち着いて、ぼちぼち皮が剥けてきそうな気配(ちなみに膝の裏の焼け具合が一番悲惨でした…)。

今夜は飲み会なので明朝走れるか分かりませんが(笑)、もう暫くは様子見しつつほぐしていきたいと思います!

ということで、今日でレースレポは最終回。フル、5時間走の距離の先に見たものは。。。

レースレポ:柴又100K (60 kmの部)

・41~50 km (6'34-6'20-6'30-6'56-5'53-7'28-5'37-5'50-6'34-6'35:64'16)

前の10 kmで精神的/肉体的な疲労が蓄積し、更にエネルギー補給も上手く出来ない状態であったため更にガクッとペースダウン。日差しと気温で体力が奪われる中、耐える展開。ただ、30 kmまでの貯金があると分かっていたので、もう6分半ペースで大丈夫!と自分に言い聞かせて歩を進める。

実際にはうまく頭が回らず計算できてなかった(笑)んだけど、結果的にここで我慢出来たお陰で最後の10 kmをしっかり乗り切れた印象。

42.2 kmの通過は3時間52分くらいで、試走の時よりも5分程早い通貨(突っ込んでいるので当たり前ですが…)。残り18 km弱を2時間で走ればサブ6だ!とは分かったものの、じゃあ自分が何分ペースで走れば良いのか計算できない(笑)

明らかにエネルギー不足でマズいって事に気がついて、ここで久しぶりにジェルを投入。胃のムカムカ感はいつの間にか治まっていました。

ついでに念のためトイレにも立ち寄るものの、水分は殆ど出ず。ここまでかなりの量の水を被り/飲みしているのに、これは消費が相当なんだなーとか考えながら。

正直40~45 kmの間がこのレースの中で一番グダグダだったと思います。速報の通過順位を見ても、この辺でかなり抜かされていました…。

暫く堪えながら走っていると、47 km辺りでスッと体が軽くなる感覚。さっきのジェルが体に行き渡ったのかなーとか感じながら、これはフルでは中々味わえないな…と。

この辺で往路でも見たカオナシが応援していて、この暑いのに凄いなーと感心。知り合いが走っているとしても、丸1日応援に費やせるのは中々出来ないと思います。

48 km付近で遠目にスカイツリーが見え始めて、徐々にゴールが近づいてきたんだ!!とちょっと嬉しくなる。春日部から柴又まで短いようで遠い30 km。この辺で再度ジェルを投入。

50 kmまでの2 kmは再び体が重くなるも、想定通り6分半程度でまとめて、10 kmの平均としては何とか6分半を割らずに済む。試走でも45 km過ぎからの足の重さは経験済みなので、それに耐えながら走るっていうのを実践できたかな?

 

・51 km~ゴール (6'48-5'42-5'51-7'56-6'04-7'23-5'58-6'09-5'48-5'12-0'34:63'25)

泣いても笑ってもラスト10 km。5時間走で走った52.5 kmを最初の目標にひた進む。

45 kmから先は苦しくなったり楽になったりが交互に続く感じで、52 kmからは再び体が軽くなる感覚。この辺りから40~45 km辺りで交わされたランナーに追いつき始めて、楽な区間で交わす→苦しい区間で抜かれる→・・・をゴール直前まで繰り返していました(笑)

53 kmを通過した辺りで5時間を超え、ここからは未知の領域だ…と気持ちを入れ直して最後のショッツを投入。

この辺りから風向きが明らかに変わって、横~追い風気味だったのが、横~向かい風っぽくなる(哀) また掌返しか!と思うも、もはやあがなえるだけの脚力は残っておらず、エイドでの歩きも含むもレース中最遅のラップ。ここの1 kmは本当に苦しかった。。。

それでも1歩1歩ゴールには確実に近づいており、55 kmの通過で5時間14分xx秒。ラスト5 kmをキロ6で走れば45分切れるか…とちょっと色気が出て最後のひと踏ん張り。相変わらず時折吹く向かい風に耐えながら、楽になるまでしばし我慢。

56 km付近で最後に飲んだショッツが効き始めてきたようで、若干ながら体が動くようになり始める。ここまで来ると、応援やボランティアの人皆"ゴールまであと少し!頑張って!"と声援をくれて、その一言一言に本当に励まされました。

こうなると不思議なもので、鬱々と走っていたこの十数キロが嘘のようにスピードが出始めて、最後のエイドも水だけ被ってさっさと通過。スタート直後に通過した不整地の砂利道も出来るだけ端の芝生を走り、次々と前のランナーをパスして行く。

最後の最後で、往路では通らなかったつづら折りの堤防への登り坂があったのには参りつつも、遠くを見るとフィニッシュ地点のテントが見える!!

最後の力を振り絞ってここでも数人をパスして、ゴールゲートへ!!

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柴又60 km完走! 5:45'13!

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・ゴール後

完走メダルを貰い、歩いていると先にゴールされたみどるさんに声を掛けられる。驚愕の総合4位だったとのことで、お互いの健闘を称え合う。次のレースの話(水戸がシーズン初戦の方って多いですよね)とか是非練習会しましょう!等などの話をして、再会を誓ってお別れ。いやー、本当に良い刺激を頂きました。

その後100 kmを走っている弟のゴールを待つべく会場でだらだら。弟はサブ11を達成して、18時前にゴール! 去年の60 kmも5時間半を切って走っているだけあって、見事な走りでした。

いい加減お腹も空いたので、帝釈天参道の蕎麦屋で打ち上げ。

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本日のゴール(笑) いつも以上に最高としか言いようがない(笑)

ということで、初のウルトラマラソン参戦となった柴又100K(60 kmの部)のレースレポは以上になります。明日は総括と所感を述べて終了の予定です。もう少々お付き合い下さいませ!