北九州市民のランニング備忘録

仙台から始まり東京を経由して九州に至った大学教員がランニングについて書くブログ。目指すはグランドスラム! (残り:サブスリー)

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【レースレポ】第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(その③:41 km~ゴール)

今日はクロストレーニングで30分+30分の有酸素運動

まだ脚の張りは残っているので無理は禁物だけど、少しずつ状態が戻ってきている感じはあり。ご飯も沢山食べているし(笑)

明日のjogでどのくらいのペースで行けるかが指標になりそうです。

 

今日のレースレポはゴールまで! 灼熱地獄の先に見たものは…。

レースレポ:第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン

・41 km~50 km (62'24)

精進湖をぐるっと回り込み、再び西湖へ戻る道のり。

湖も3つ目となると距離の中間点は過ぎているものの、やっと復路だ!!という気持ちになりますね(`・ω・´)ゞ

小学校の遠足で精進湖畔のホテルに泊まったよな~とか思い返しながら走っていましたが、そのホテルは潰れて半ば廃墟のようになっていました…ああ無情(;´Д`)

 

フルの通過は概ね3時間55分くらい。エイドでの休憩がある分想定よりは遅れているけど、残り30 km弱をキロ6でと思えばまだまだ余裕がある!と思っていました。

118 kmのランナーはこの辺りで本栖湖への道へ。いやー、本当に後ろ姿に後光が差しているように見えました。自分にはまだまだ無理だな…。

その先の43 km付近の国道の横断は運良くスンナリ。その先の精進小学校のエイドで梅干しを補給。クエン酸を甘く感じ始めたので、ちょっと疲れてきてるな…と思いつつ。

再び歩を進めると、西湖に戻る道へ。確かにここはボーッと走ってると、釣られてまた精進湖を周る羽目になりそうです。

西湖に向かう道のアップダウンと対面で走ってくるランナーとの距離に苦しみながら、何とか50 km手前の野鳥の森公園のエイドにたどり着く。この辺は暑さと疲労に耐えるべく完全に心を無にして走ってました。。。

空腹感があったので、オレンジ2切れと塩熱サプリを補給して水を大量に被ってから出発。流石にこの時間帯だと向かってくるランナーと戻ってくるランナーでエイドも賑わっていましたね。

この区間は概ね5'40ペースでの巡航。走りのペース自体は悪くないんですが…。

 

・51 km~60 km (61'31)

西湖の南岸から再び河口湖へ。

個人的に最後の坂を除くと、ここの区間が一番シンドかったです。理由は全く日陰がない区間が続いており、気温・日差しの強さともピークの時間と相まって灼熱地獄でした(;´Д`)

ランナーもスライド区間だった西湖までの道のりと異なり、完全に復路のランナーだけになりほぼ単独走に近い展開。ただ、苦しいのは皆同じのようで、前を行くランナーを交わした数はこの区間が一番多かったかな?

52 km付近の西湖公民館のエイドでショッツを投入。残り20 km弱に備える。

この辺はエイド間の約5 kmがとてつもなく長く感じ、早く水を被らせてくれ!!の一心でした。ただ、コース自体は若干の下り基調で走りやすかったのもあり、ペース自体は5'45程度と精神的な疲労感よりは維持できていました。ショッツのカフェインの効果もあったかもしれません。

55 km過ぎで西湖ともお別れ。今度は往路で体力を奪われた足和田の坂の下り。

この辺で最後尾のランナーとスレ違いましたが、皆苦悶の表情。私も脚が無くなりつつあるので、ガシガシとは下れずに脚にダメージが来ないように慎重に。

暫く走ると今度は河口湖の南岸方面へ。ここも平坦で走りやすくはあるものの、前のランナーが見えない展開になり、この道であってるの?と不安に苛まれたり(;´∀`)

そんなこんなで60 kmに到達。手元の時計では5:44'31と昨年の柴又より45秒ほど早い60 kmの記録。ランナーズアップデートとどちらを信用したら良いのか分からないけど…。

しかしながら、ここからは一歩一歩が人生初の未知の距離。私の本当のウルトラマラソンはここからでした。

 

・61 km~70 km (61'40)

いよいよレースも佳境。河口湖から富士北麓公園までの復路。

60 km過ぎのエイドでBCAAを全て飲み干し、最後の塩熱サプリと塩ようかんを摂取。流石におかゆはちょっと食べるのが怖かった(;´∀`)

ロックアイスも配っていたので、幾つか貰ってキャップの中に仕込む。

湖畔の平坦部を終え、北麓公園へ向かう市街地の上り坂へ。5時間前はあんなに軽々と下っていた坂道が、今は高い高いハードルに感じる…ただ、往路とは異なり復路では殆ど信号待ちせずに済んだので、走りのリズムは崩さずに行けました。

60 kmを越えて疲労感はあるものの、脚が終わった感はまだ無く、推進力は維持できている感じ。これが個人的には心強かったです。

ただ、ステラシアターのエイドまでは平均6'30近く掛かってしまい、ちょっと7時間切りに暗雲が立ち込め始める。。。

ステラシアターでは最後にメダリストをスポーツドリンクと共に流し込み、最後の5 kmに挑むエネルギー源に。ここまで来たらやるしかない!という気持ちでエイドを飛び出す。

 

残り5 km。道の脇に残り距離の看板が出始める。

ここで手元の時計は6時間25分くらい。キロ7では厳しいけど、キロ6でまとめ切れれば…という何とも際どいところ。

何とか坂はキロ7切るくらいでやっつけて…と思うものの、上り坂の1 km目から8分掛かる(;´∀`) このペースじゃ間に合わないかも…と思いましたが、とにかく今出来るのは脚を前に進めることだけ。

前を走る100 kmのランナーが歩いて坂を登っているのを見て、歩きたい衝動にも駆られるけど、タイムよりも何よりも歩かずに完走する!って意地のために走っていました。

上り坂2 km目は少し盛り返して7'53。ただ、全く油断できない状態は続く。

こういう苦しい時にふと浮かんだのがネムネムさんからのこの言葉。

ネムネム (id:otokonodiet) びあーさんなら6時間台余裕でしょう!6時間半切り期待してますよ!! 最後の坂を走って登り切れれば、富士登山競争にも弾みがつくと思います。 頑張ってください!!レポ楽しみにしてます。

チャレンジ富士五湖andウルトラマラソンに挑戦する方々へ。 - 168cm・90kgから始めるマラソン&ダイエットブログ

6時間台は首の皮一枚つながっている状態だし、6時間半はとうに通り過ぎて行ったけど、この言葉を思い出してタイムがダメでも最後の坂は走って登り切ったと胸を張ろう!!とただひたむきな気持ちになれました!

そうこうして何とか重い脚を前に進めていると、遠くに残り2 kmの看板が…。やっと上り坂から開放される!という気持ちで、気力を振り絞って最後の壁だった上り坂も走り切ってクリア!!!

残りの2 kmは下り基調なので走りを切り替えようとするも、みぞおちに鋭い痛み(;´Д`) 場所が場所なのでちょっと焦りましたが、幸い直ぐに収まったのでラストスパートへ。

最後に国道を渡る箇所があって、ここで信号待ちしたら終わる…と思いましたが、タイミング良く通過出来て、いよいよ残り1 km!

 

・~ゴール (5'10)

予定のゴール時間は上手く計算出来ないけど、出せる限りの全力のスピードで北麓公園の競技場を目指す。

最早タイムは7時間切れようがどうでも良い感じになりつつあり、とにかく全力を出し切るんだ!!の思いしかありませんでした。

遠くから聞こえていたアナウンスの声が徐々に近くなり、公園の門をくぐるとゴールまであと少し!

正面には先にゴールしていた弟が見えて、"ラスト!!"の掛け声が聞こえる。右に曲がると時計が見えて、6:59'10の表示。周りからは"あと300 m!!"と声援が飛ぶけど、300 mを50 秒じゃ走れねー!!!!!と思いながら必死に競技場内のゴールへひた走る。

ゴール脇の時計は刻々を時を刻むも、どうやら距離は300 mも無さそうでギリギリ駆け込めば7時間に間に合いそう!!

最後はガッツポーズとヨッシャー!!の叫びとともにゴール!

グロス:6時間59分54秒

ネット:6時間59分49秒

最後は蜘蛛の糸をたぐるような形になりましたが、半ば諦めかけていた7時間カットを達成できて感無量。まさに完全燃焼、出し切れました。

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GARMIN(225J)の電池残量も2%とこちらもギリギリの戦いでした(笑)

明日はレース後とまとめで終了の予定です! もう少々お付き合い下さいませ。