北九州市民のランニング備忘録

仙台から始まり東京を経由して九州に至った大学教員がランニングについて書くブログ。目指すはグランドスラム! (残り:サブスリー)

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【閾値走】2018シーズンインまでの練習方針(その③)【やり過ぎてた?】

だいぶ間が空きましたが、これまでの記事はこちら。

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今回は私のポイント練習の中心である閾値走(Tペース走)について。

その①でも書きましたが、シーズン通してやっている練習は閾値走とjogくらい。その甲斐あってか、閾値ペース付近で走るハーフマラソンの記録だと突出してVDOTの値が高くなっています。

・・・そして①の記事で示したVDOTの表とグラフを作って思ったことは、閾値走をやり過ぎだったんじゃ?ってことです(;'∀')

 

前記事でも触れましたが、Tペースとフルマラソンの記録は強い相関関係があります。故にダニエルズ式の練習では重視されるのですが…。

一方で、ハーフより長い距離である30 km・フルのVDOT値は(ハーフやそれ以下の短い距離に比べても)大きく落ち込みます。相関があるんじゃ無いのかよ…(;´Д`)

ここから導き出される結論は2つで、閾値付近で走る能力は十分鍛えられていて②それを長い距離に落とし込む練習が不足していた

 

①は既に論じているので、②について。

閾値走はLTペース付近で20分間走ることなので、必然的にキロ4で行っている場合は5000 mが疾走距離になります。昨シーズンの練習を振り返ると、閾値走の回数は十分でしたが、それをラソンペースに落とし込む練習が不足していた印象です。

シーズン初戦の道マラからシーズン最終戦の館山まで24週ありましたが、そのうちペーランを実施したのはわずか7週。自分で見直してみてその少なさに驚きました(;´Д`)

そう考えると、閾値走をやり過ぎていたのでは無くて、単純にペーランの回数が少なかった=レースペース付近で走る練習が不足していた。ことが、ハーフ-フル間のVDOT値の差異に現れているように思えます。

 

少なくともハーフまでのスピード能力はある程度備わってきているのは間違いないので、フルまで持たせるような能力の養成というのが、今シーズンで必要となる要素の1つだと方針が定まりそうですね。

 

 

もう一点テンポ走について。

閾値走とテンポ走の定義は人それぞれだと思いますが、私の中での定義では、

閾値走:ダニエルズのTペース。(レースでは)頑張ればハーフまで走れるペース。

テンポ走:Tペースより5~10秒遅いペース。余裕はあるが、Mペースほど楽ではない。

って感じです。

練習的には乳酸閾値の上昇のためTペースで20分が基本ですが、テンポ走では最低10 km前後で徐々に距離を伸ばすイメージ。感覚的には閾値走とペーランの間を埋めるような感じです。

現状では閾値走がキロ4、マラソンの実績レースペースがキロ4'35とかなりの剥離がある状態なので、ペーランと同じくテンポ走を上手く取り入れることで、このギャップを埋めることが出来るのでは?と考えていたりします。

レースペースが閾値に近くなれば不要になるんでしょうけどね(;´Д`)

 

ここまでのまとめは、

・スピード練としてショートインターバル

・乳酸閾値の向上の為の閾値

・マラソンペースに落とし込むためのペース走

閾値スピードとマラソンペースの間を埋めるテンポ走

と概ね練習の内容が定まって来た感じですね。次回はロング走について。