サブ4ペーサー任務完了!となぜペーサーをしようと思ったか
ということで、板橋ではkana先生のサブ4ペーサーをしてきました。
結果については皆さんご存知のことかと思いますが、
kanayoga.hatenadiary.comネットタイムで1分半ほどの余裕を残して、見事サブ4達成!!
例年のような暴力的な風が無いのは救いでしたが、それでも後半の気温上昇もあって楽なコンディションでは無い中の目標達成は見事としか言いようがないです。
一応備忘録的にレースに臨むまでの練習過程の話と、実際のレース中にやったアレコレについて備忘録的にまとめておきたいと思います。
練習過程の話
kana先生がサブ4挑戦の意思表明をしたのは昨年末の納会の時。板橋までは丸3ヶ月。
その時点でのフルのベストは4時間半前後だったと思います。
この時は、伸びしろはあるものの達成できるかどうかは半々かなーという印象でした。
ただ、幾つか楽天的に思える要素もあって、
・体幹が無茶苦茶強い&しっかり使える
フルサブスリーランナーよりも、100 kmサブテンランナーよりも体幹が強いのは証明済み(笑)だったので、身体的なベースの心配はあまりしていませんでした。
・強い体幹によって、レース後半の落ち込み幅も少ない(と思われる)
レース後半でタレるのはフォームの崩れが主要因。その点もあまり心配しなくて良かったので、レース戦略が立てやすいのは救いでした。
ということで、メインで鍛えなきゃいけないのはサブ4ペース(5'40)に対する余裕度を持たせること。ただ、上記の理由によりそこまで極端なスピード能力は不要かなーという感じ。
その後しっかり練習を積んで貰って、よこはま月例やハーフのレースでの結果を見ると、徐々にサブ4ペースで走ることへの不安は少なくなっているように感じました。
そして迎えた青梅マラソン。
kanayoga.hatenadiary.comここでサブ4ペースできっちり走り切ったことで、板橋でのサブ4はほぼ行けるんじゃないかと確信しました。
(スライドも案外早い&余裕を持って走っていてビックリしたし(笑))
体感的に青梅の30 kmはフルマラソンに相当する疲労度&青梅のペースがフルで走り切れるペースに相当するって話もありますので、本番1ヶ月前でこの走力があればあとはレースに向けた調整だけ。
その調整もある程度助言どおりにやって頂けたので、レースに臨む体制は整っていたと思います。
レース当日の話
同じくペーサーを務めたえいさんと打ち合わせはせず(笑)、5'35辺りで引っ張れば問題ないだろうというのが共通認識だったと思います。
ただ、目標ペース(5'40)に対して極端にペースを上げることはしないようにしようと。ここでは5'30を切るペースには絶対上げない!って確認はしました。
kana先生から話を聞いた限り、目標タイムに対して戦略を持って走ったことが無い感じだったので、その辺りをとにかく徹底しました。
と言っても、僕らがフルを走るときと全く同じなんですが、
・絶対に突っ込まない。序盤の貯金は終盤の大借金。
・イーブンペース気味に30 kmまででちょっとだけ貯金を作っておく。
・30 kmからは目標ペースでOK。35 km以降からは貯金を使いつつ、苦しくても気持ちで走る。
・40 km以降はウイニングラン!
レース全体のマネージメントとして、腕や肩の脱力、息が上がってきた時に意識的に呼吸のリズムを整えたりは気になった時に伝えました。
後は給水時に体の動きや足の運びを確認して、余裕度を確認したりもしてました。
結果的にはほぼ上記の戦略通りのラップを刻んだ訳です! この辺は引いた方としてもばっちりハマって嬉しかったなぁ~。本当に走りに関しては全てが想定通りでした。
マラソンは準備が9割で、残り1割がレースでの答え合わせだと思っていますが、その残り1割でやらかしてしまうと準備の9割が報われなくなってしまう。
周りからの並々ならぬプレッシャーもあったと思いますが、しっかり準備をして、そしてレースでやり遂げたっていうのは本当に誇っていいと思います。
中々狙い通りに取りに行くって出来ないですよ。自分も散々やらかしてますからね(笑)
なぜペーサーをしようと思ったか
納会の2次会でえいさんがkana先生のペーサーをするって話に乗っかった訳ですが、ペーサーに立候補したのは理由が有りました。
一番大きいのが、去年の夏の駅伝前後から定期的にAthlete Yoga 道場でスタジオ代だけで指導して下さっていること。
私自身自分の技術で食べていっている部分があり、厚意でとは言うもののそれに甘えっぱなしでは申し訳ないなーと常々思っていました。そういう技術には対価が支払われるべきだと思いますからね。
だから、納会の時にサブ4したい!って意思表明を聞いた時に、何かお手伝いをすることが恩返しになるかなと。ほら、職業柄人に教えるのには慣れてるし(笑)
Yogaの時はkana先生が先生だけど、ランニングに関しては我々が先生ってことで、立場を入れ替えてやるっていうのは理にかなってましたからね。
だから、個人的には形を変えて恩返しがしたかったというのが一番大きな理由かな。
あとは、えいさんがペーサーにつくってことですかね。ち○のすけさんやp○taさん、お○やんさんみたいにペーサーなのに攻める走りに持って行きそうな方々と違って、ちゃんとペース管理する人なら安心してコンビが組めるという(笑)
そんなこんなでしたが、個人的に色々学ぶところもあり、とても楽しく貴重な経験ができました。
よく言われますが、人に教えるってことは自分自身が深く理解していないと難しいってことも改めて認識しましたからね。
ただ、今回は御託はいいから、しっかりやり遂げたkana先生に称賛を!!