北九州市民のランニング備忘録

仙台から始まり東京を経由して九州に至った大学教員がランニングについて書くブログ。目指すはグランドスラム! (残り:サブスリー)

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サブスリーペースをリスペクトし過ぎない

私はテニスはあまり詳しくありませんが、錦織選手がフェデラー選手に中々勝てない理由として、"相手をリスペクトし過ぎている"という言説が良く書かれていました。

テニスは必ず対戦相手のいるスポーツなので、対戦する相手が少年時代からの自分のアイドルだったら、それは心理的に影響があって当然だなーと思う訳です。

 

 

翻ってマラソンはどうでしょう?

ラソンの場合は基本的に誰かとの勝ち負けではなく、過去の自分自身との勝負。

(身の回りでもライバル心を燃やしている例は散見されますけどね(;´Д`))

背伸びした目標を立てることを否定する訳じゃ無いけど、変に自分を追い詰めたり怪我のリスクが大きくなったりと舵取りが難しい。私も3時間13分から背伸びして姫路でサブスリーだ!とやった途端に故障しましたし(笑)

そうなると、過去の自分が走ったペースや目標としているペースが相手になる訳です。

 

私もあるペースをリスペクトし過ぎて、その壁を越えるのに偉く苦労した経験があります。

男性だと目標の一つになることが多い、ハーフ90分。キロ4分15秒。

 

おっさんになってランニングに復帰してから、このハーフ90分に最初に肉薄したのが2015年11月の栗原ハーフマラソン。ブログを書き始める前のお話。

beer-beer.hateblo.jpまだ初々しい文体ですね(笑)

この時は小雨の低気温という私にとっては最高のコンディションで90分6秒で完走。

(その翌週の練習で肉離れを発症して、1か月後の初マラソンである奈良マラソンで大変な目に逢う訳ですが…(;'∀'))

この時は次走ればいつでも90分切れるでしょう!って感じでした。

 

そこから90分カットを達成したのは1年ちょっと経った2017年1月のハイテクハーフ。

beer-beer.hateblo.jpこの間ハーフは数レース走っていたものの、突き抜けるまでにはそれなりの時間を要しました。

この時に苦労した理由を後から振り返ると、4分15秒ペースに固執し過ぎた感が有り。

VDOTからの予想タイムや練習でも目標ペースに引っ張られ過ぎて、自分の実力に必ずしも即した練習が出来てなかったことも今思えばありました。

 

・・・そう考えると同じ轍は踏めないですよね。

サブスリーするためには結果的にキロ4分15秒を切って42.195 km走れば良いので、別に4分15秒ペースに固執する必要は無し。

言うは易し、行うは難し。だから今シーズンは結果にこだわるために、方向を見誤らないように。

 

なんでこういう考えに至ったかのもう一つの理由は姫路で3時間10分切るのに、別に4分30秒を意識した練習なんてしてなかったじゃん!ってこと。

(430ジョグ教の方々にケンカを売るつもりは無いです(笑))

青梅で脚の痛みに耐えられる限界のペースがたまたま4分30秒だったって話で、そこまでの練習過程ではペースの意識は無かったからね。

 

やはりダニエルズ式の基本に立ち返って、目標ペースに合わせて練習するんじゃなくて、自分の走力に合わせて練習して行きましょう。

ハーフまでのVDOTの予測からならサブスリー達成出来ているはずだから、確実に練習を積めれば間違いなく行けるはず(笑)と気楽に。

そして気楽に行くためには、精神的な枷を一つでも少なく。わざわざ自分で壁を作る必要は無い!!