北九州市民のランニング備忘録

仙台から始まり東京を経由して九州に至った大学教員がランニングについて書くブログ。目指すはグランドスラム! (残り:サブスリー)

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【レースレポ】第75回富士登山競走【前日~前半戦】

全2回で完結の予定。今日はレース前日~前半戦のパート。

 

【前日】

午後に富士吉田入り。弟と共に遅い昼食を取ってから浅間神社で完走祈願(完走守りもポーチにつけて走りました)。

夕飯はほっともっとの弁当(店の選択肢が無かった)。翌日の準備をしてから9時ごろ就寝…しようとしたけど、前日に引き続きなかなか寝付けず。外の雷と雨の音が気になりつつも、11時くらいには寝つけたと思われ。

 

【レース前】

4時起床。朝食はコンビニおにぎり3つ。

軽いストレッチやらワセリン塗ったりやら色々準備して5時15分頃に宿を出る。20分弱歩いてスタート地点の富士吉田市役所へ。

前日夜の降雨の影響は無く、スッキリと晴れ渡った空に映える赤富士が見事でした。

気温は程よいものの、日差しの強さが少し気になるような天候。

 

中庭の駐車場で準備をしていると、弟がSSさんを見つけて久々の再会で談笑。

本人はあまり公にしてない&私もえいさんのツイートで知ったのだけど、SS氏は来週末から開催されるTJARに出走予定。故に登山競走にエントリーしていると思わなくてビックリしてしまった(;´Д`)

荷物預けに行くタイミングでDamaさん&Ryoくんに捕捉され、皆の完走を誓いつつ写真撮影。

www.ryorun.com

6時15分くらいに待機場所に移動して、30分の交通規制が始まってブロック整列が始まったタイミングでみずさんを発見してこちらも久々のご挨拶。以前以上に引き締まった体形になっていて、流石月間1000 kmの男…と思いながら。

 

レース前のセレモ二ーは多くの人が言及しているけど、今年還暦で過去富士登山競走10回優勝の芹沢さんのスピーチが素晴らしかった。

↓芹沢さんがどんな方かは下記Youtubeの動画参照。

www.youtube.com

私が特に印象に残ったのは、富士吉田市のあらゆるイベントを中止にしている中で富士登山競走を開催する決断をした市と関係者への謝意の下りでした。

改めて開催してくれたことと、その上でスタートラインに立てた喜びでこの時点で胸が一杯でした。

恒例のエイエイオーも周囲に配慮した形で実施して(笑)、いよいよ定刻の7時にスタート!

 

【スタート~馬返し】

Cブロックスタートでロスは27秒。

今回の前半戦の戦略は、前日にも書いた通り馬返しまでは62~63分で余裕を持って進んだ上で、後半何があっても対応できるようにすることでした。

中央通りの交差点に入るまでに弟に先行する形になり、そのまま突っ込み過ぎないようにリラックスして。浅間神社の通過が13分50秒くらい。

そこから先は木陰でだいぶ走りやすくなったので、ペースを落とさずゆるゆる進行。

↓下記動画の5'55~くらいに映っています。

www.youtube.com

5 km手前辺りでDブロックスタートのSSさんが何故か前方に居たので、並走しながら話をしつつ進む。

(私の後方に居た弟は、何でレース中にこいつら談笑してるんだと思っていたらしい(笑))

結局馬返しまでSS氏とは引きつつ引かれつつで、馬返しの通過が63’47

水をソフトフラスクに移したりした後での通過なので、ほぼ想定通りの進行。

 

【馬返し~5合目】

トレイルパートに入った途端SSさんにはぶっ千切られる(笑)

私も走れる傾斜のところは走って、ペースの上がらないランナーはパスしつつ進んでいく。

 

ただ、例年標高が上がって3合目辺りになるとたいぶ涼しく感じるようになり始めるんだけど、今年はそういう気配が無く発汗が収まらない。

シングルトラックになる場面でも全体として少しペースが遅いな?と思う時もあり、この辺りから好天の影響がランナー全体に牙をむき始めた印象。

3年前の5合目打ち切りの時には殆ど見かけなかった、脚攣りの人やコース脇で脚を伸ばしている人もちょくちょく見かけるようになる。

 

自分自身は余裕を持ったペースで入っているので苦しさはそこまででは無いものの、思ったよりも体力を消耗している感じ。

とは言っても、5合目までは散々走っているので淡々と無理のないペースで進み、5合目通過が2時間3分15秒

2時間前後の通過を想定していたので若干遅れたものの、関門閉鎖までの余裕はまだ10分以上あり、この調子なら5合目以降も何とかなるかな…とこの時点では思っていました。

 

 

余談: スタート待ちの図

(c)ぶらざースポーツ

第75回富士登山競走備忘録(来年以降のチャレンジャーに向けて)

山頂コースの完走率は44.9%だったようですね。

www3.nhk.or.jp5合目以降の砂礫パートは前日夜の雨である程度固まっていましたが、5合目までの暑さが響いたのかもしれませんね(レポでもその辺り触れます)。

 

 

さて、レポの前に来年以降挑む方々への備忘録的な記事を。

 

・五合目通過は遅くても2時間5分~10分の間

(私を含む)ロードランナーは特に。ある程度ロードで貯金が無いと以降の関門が厳しくなるので、余裕を持ちつつも貯金を作っておくのが望ましいかと。

 

・岩場対策に必ず手袋は持参

手袋を持ってない人がボトルネックになっている場面が多数。大した重量も無いので、思い切り良く岩場で三点支持をするために持って行くが吉。

 

・自身の体調に敏感に

3000 mを駆け上がる以上、大きい気温差の中で4時間近くを過ごすことになるので、自信の体調には細心の注意を払う必要有。高度が上がって涼しくなったからといって水分の補給をしなくて良い訳ではない。思った以上に汗をかいているので電解質の補給も重要。

 

・試走は出来れば馬返し~山頂

富士吉田市役所-5合目佐藤小屋や5合目佐藤小屋-山頂の試走だと後半のシミュレーションが不完全でした(試走時より25分遅れ)。

ある程度身体に酸素負債を抱えた状態で登らないと分からないことも多々あるので、出来れば馬返し-山頂の試走をお勧めします。

 

・山の中でのペース管理

試走時にチェックして、ある程度自分の中で基準を持っておいた方が良い。

自分の場合、8合目の関門から山頂まで順調なら30分というのは頭に入っていたので、関門通過時点のタイムでどの程度追い込む必要があるのか分かっていたのは心理的に重要でした。それより下では確認してなかったのが今回のミス。

 

・攻める/自重する勇気を持つ

正直ロードとは全く違う要素の求められるレースなので、自分がコントロールできる部分とそうでない部分を切り分けることが大事。

馬返しまでのロードは問題無いとして、馬返し以降のトレイル-山岳パートはわざわざタレている人の後ろにつく必要はなくて勇気を持って交わして行く必要があるし、自分の脚が厳しかったら前の人について体力の回復を待つのも大事。

これは5合目コースを走ると体感できるので、山頂コースでも詰めるところは詰めるのは重要。

 

・最後は運。だけど、自分の力でカバーできる部分もある

結局レース前日-当日の天候で山頂コースの開催有無は決まるし、コースの難易度も変わってくる。

開催有無はどうにもならないけど、難易度は戦略や対応の仕方でどうにかなる部分もある。

究極的には走力があればどんな展開でもねじ伏せられるのだろうけど、完走ギリギリランナー的には、レース前のトレーニングにプラスして全体のペース戦略や補給などでカバーすることも大事。

 

 

あまり具体的では無いし、富士登山競走に挑むランナーならそんなこと分かってるわい!と言われるだろうけど、実際走って完走して思ったことを素直に書き記しました。

参考になるかどうかは置いておいて、来年以降の山頂への挑戦者に捧げます。

T-minus 1 d 或いは富士登山競走前日の心境

レースの前っていつも何書いてたっけ?

 

一応去年トラックレースに1度だけ出走したものの、ロードレースは2年半ぶり。

どきどきわくわく。スタートを待っている時はどんな気持ちになるんだろうか。

 

3年前は無念の打ち切り。

beer-beer.hateblo.jp

そして去年・一昨年は開催中止。

beer-beer.hateblo.jp

ただ、去年もレースに向けて練習復帰したこと自体は無駄ではなくて、練習の期分け効果やどこまで準備期間があれば戻せそうかなど、得たものもそれなりにありました。

 

 

体の調子は良く分からんけど、とりあえず怪我無く4か月準備できたことに安堵。

(距離は短いけど)ほぼ毎日走るようになって、体の声に敏感になれた(気がする)お陰かも。

とは言いつつも、レースから2年以上遠ざかっていたのも事実だし、これまでの過去2回の準備に比べて圧倒的に傾斜地での練習も少ない。

練習強度は3年前の水準に戻せつつあるけど、その強度でどのくらい練習出来たか?を考えると、十分にベースラインを上げられたかどうか自信が持てない部分もあり。

 

であったとしても、分割での試走(富士吉田市役所-佐藤小屋、佐藤小屋-山頂)では各々試走でのベストタイムを叩け出せたという事実もあるので、完走までの最低限のラインには届いていると思いたい。

一にも二にも、まずは制限時間内に山頂まで辿り着くことっすね。

 

 

とりあえず装備は以下の通り。

頭: Buff(6合目から+ヘルメット)

上: ドライレイヤー+プロトはてブロノースリ

下: ランショーツ

靴: キンバラ10

ポーチ: ソフトフラスク・ジェル(2つ)・塩熱サプリ(2錠)・バーサライトジャケット(下山用)・手袋・携帯・小銭

 

塩熱サプリは馬返しと5合目で1つづつ。ジェルは5合目で1つ。あとはエネルギー残量次第で。カフェインは入れない予定。

ソフトフラスクは水を300 mLくらい入れて、スタートから馬返しまでは自分のタイミングで給水。馬返しで5合目までの分を補給して…という計画。

 

過去の通過タイムなどを考えると、馬返しまで62~3分、佐藤小屋で2時間前後くらいの想定で前半は進行できるかなー。

5合目から上が疲労を抱えた状態でどうなるか未知数なので、アクシデントがあったとしても2時間半はかからないようにしたいところ。

 

知り合いは勿論だけど、この日のために準備してきた皆が力を発揮できるように。

特にとは兄弟揃って山頂コース完走できれば嬉しいけど、どうなることやら(意味深)

 

そして、この投稿が本ブログ1000個めの記事のようです。サボっている期間もそれなりに長かったですが、思えば遠くに(ry

では1001個めの記事、レースの結果報告でまた!!

T-minus 10-5 d

調整期間に入っているので取り立てて書くことも無いんだけど…。

 

7/21

リディアード式という訳ではないものの、調整期間は坂WSで体にキレを出すことを重点。

例年よりトレミでの傾斜走をやれていないので、少しでも坂での出力を上げたいのもあり。

 

7/23

坂WS 100m×5を含む計7 km jog(34'29)

調整フェイズなので距離を短めに。この日は新調したウエストベルトに装備を詰めた状態で。

やっぱり使い慣れるまでは少し締め具合とかの塩梅が難しいっすね(;´Д`)

走り自体は特に問題無し。

 

7/24

坂WS 100m×7を含む計10 km jog(47'54)

そして今日も坂WS。昨日と同じくウエストベストに荷物を詰めて。

夕方出走だったので朝よりは格段に涼しくて楽でした。疲れも少しづつ取れてきて、動き自体も軽くなりつつある感じ。

ソフトフラスクの出し入れにちょっと手間取るのが相変わらずだけど、慣れるしかないっすね。

 

あとは火曜日にTペースで3 km+坂WS3本やって早い動き的には仕上げですね。

開催はされそうなので、後はお天気。お天気さえ何とか…。

 

 

そして今日はつくばマラソンのエントリーでしたが。。。

ということで無事エントリー完了。実際走れるかどうかはまだ不透明な部分があるけど。。。(意味深)

自動更新画面で待たされたのも1分程度だったので、エントリー数自体も以前より減っているのかもしれないっすね。

 

今年度は陸連登録再開したけど記録持ってないしなーと思って要綱を確認したら、2019年7月以降の記録でOKだったので、2020年2月の青梅マラソンの30 kmの記録でエントリーできました。

最後の公認ロードレースが青梅なので、ギリギリ記録を持っていて助かった…。

いずれにしても走れればサブ3チャレンジということになると思います。年内のフルはこの1走だけの予定で一球入魂。